羽生結弦、完全Vも「くやしい点が…」

 男子フリーの演技でポーズを決める羽生結弦=バリー(共同)
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 フィギュアスケート男子で14年ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(20)=ANA=が今季初戦となるオータムクラシックのフリーに臨み、フリーでもトップの184・05点をマーク。総得点は277・19点で、SP、フリーとも1位の完全Vで、今季初戦を飾った。

 フリーは陰陽師、安倍晴明を演じる「SEIMEI」を披露。狩衣を身にまとい、太鼓と和笛の鳴り響く中、4回転ジャンプを3本組み込んだ今季から挑戦する超高難度プログラムに挑んだ。冒頭の4回転サルコーは華麗に着氷、続く4回転トーループは手をついたものの何とかこらえた。ただ、後半の4回転は転倒。その後のトリプルアクセルからの連続ジャンプもややミスが出たが、切れ味を増した華麗なスケーティングで他を圧倒。演技後は悔しそうに歯がみしたが、初戦としては上々のスタートを切った。

 試合後は「正直くやしい点がすごく多いが、点数が思ってた以上に評価してもらえた。まだ4回転3つの構成で決めれてないのがちょっと悔しいが、試合勘がない中で2つの4回転で立てたのは良かった。一呼吸おいてから、スケートカナダに向けてたくさんのことを調整していかないといけない」と、先を見据えた。

 衝突事故やけがなどの不運に悩まされた昨季からの巻き返しを誓う今シーズン。今後はGPシリーズ2戦(10月スケートカナダ、11月NHK杯)に出場し、12月のGPファイナル(バルセロナ)で3連覇を狙う。

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