桐生祥秀が100メートルで10秒09
「陸上・布施スプリント」(18日、鳥取市コカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場)
男子100メートル1本目に桐生祥秀(19)=東洋大=が出場し、10秒09(追い風2・4メートル)をマーク。16年リオデジャネイロ五輪の参加標準記録(10秒16)を上回ったが、無念の追い風参考記録となった。
会場のコカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場は絶好の追い風が吹くことで知られる。14組目の桐生らトップ選手が出場するレースまでに、10組目で追い風が2・6メートルとなり、その後、スタート後方のシャッターが調節され、12、13組目では1メートル台に収まっていたが、桐生の組になり再び強風が吹いた。
今大会は参加標準突破を目的に出場を決めただけに桐生は「追い風参考で10秒09だし、うれしくも悪くもないタイム」と、苦笑い。「いい刺激が入ったので、次でもっと良いタイムを狙いたい」と、午後からの2本目で今度こその突破を狙う。