ラグビー日本代表凱旋パレードに4000人
ラグビーのW杯イングランド大会で3勝を挙げるなど大活躍した日本代表チームのうち、東京・府中市に本拠を置くトップリーグの東芝、サントリーに所属する9選手が24日、同市で行われた「日本代表選手報告会」に参加。詰めかけた4000人の市民から熱烈な歓迎を受けた。
このイベントには、東芝から主将でフランカーのリーチマイケル、ロック大野均、SO広瀬俊朗、プロップ三上正貴、フッカー湯原祐希の5選手、サントリーからはプロップの畠山健介、ロック真壁伸弥、SH日和佐篤、SO小野晃征の4選手が参加(サントリーのツイヘンドリック、松島幸太朗の2選手は所用のため欠席)。京王線府中駅近くのけやき並木通りにレッドカーペットが敷かれ、大声援の中をサインや記念撮影に応じながら特設ステージへ向かった。
高野律雄市長からはW杯での激闘を称えてスポーツ優秀賞が贈呈され、選手側からはサイン入りの代表ジャージーがプレゼントされた。トークショーではW杯での南アフリカ戦の歴史的勝利のシーンを改めて振り返り、「代表に入って12年になるが、ずっとW杯で1勝することを目指してきた。ジャイアント・キリング(大物食い)を達成できて感無量だった」と最年長の大野が語ると、大きな拍手が起こった。
今回の盛り上がりを19年に開催されるW杯日本大会へつなげるためにも、11月13日に開幕するトップリーグに大きな注目が集まる。16チームがA、Bブロックに分かれてリーグ戦では東芝、サントリーともAブロック。12月26日には秩父宮ラグビー場で“府中ダービー”も行われる。畠山は「この2チームで決勝戦(来年1月24日)ができるように頑張ります。まずサントリーは開幕戦でパナソニックと戦うので、いい試合がしたい」と意気込みを示した。
最後は大勢のファンをバックに記念撮影。リーチマイケル主将が、「こんなにたくさんの人が来てくれるとは思わなかった。ラグビー日本代表がいつも憧れの存在でいられるように、皆さんで盛り上げていきましょう」と締めくくった。