「女子ゴルフ・ＮＯＢＵＴＡグループ・マスターズＧＣレディース・最終日」（２５日、マスターズＧＣ＝パー７２）

　通算９アンダー、単独首位で出た李知姫（３６）＝韓国＝が３バーディー、３ボギーの７２でまとめ、通算９アンダーで今季２勝目、通算１９勝目を挙げた。

　李は勝負どころの１５番で３メートルのバーディーパットを決め「これで優勝できる」と確信したという。２位に１打差で迎えた１８番は２打目で確実にグリーンを捕らえてパーをセーブし、危なげなく勝利をつかんだ。

　１０年前から背筋を中心に振る１軸スイングへの改造に取り組み、今季ようやく手ごたえを得た。「私は左右に動くクセがあったんですけど、それをその場でターンするように変えてきた。途中でやめないで良かった」と笑顔で振り返った。

　最終目標は３０勝して永久シード獲得。残り１１勝とノルマは楽ではないが、スイング改造の成功もあって、気持ちは前向きだ。「まずは早く２０勝したいです。来年は賞金女王も目指したいし、それができるくらい勝てれば永久シードも見えてくるでしょう」。熟練の技とメンタル。韓国選手で強いのはイ・ボミやアン・ソンジュだけではない。