ハンドボール男子「五郎丸になりたい」
16年リオデジャネイロ五輪アジア予選(14日開幕・カタール)を控えるハンドボール男子日本代表が4日、都内で公開練習を行った。88年ソウル五輪以降、五輪出場から遠ざかっている男子。4度目の五輪予選挑戦で、悲願の初出場を目指す最年長の宮崎大輔(34)=大崎電気=は「毎度毎度、毎回毎回言ってるけど、五輪に行くことでハンドボールが変わる。切符を勝ち取って、ハンドボールをメジャーにしたい。勝つ勝たないで全然違う」と、意気込んだ。
五輪出場権を獲得するのは優勝チームのみ。2、3位は世界最終予選に回る。アジアには今年の世界選手権銀メダルのカタール、宿敵韓国などがおり、厳しい戦いが予想される。ただ、W杯で南アフリカを撃破したラグビー、五輪出場権を獲得したバスケットボール女子、世界選手権で37年ぶりの金メダルを獲得した体操男子と、日本の団体競技には追い風が吹いている。
「五輪に出れば、(報道陣が)この倍になりますかね。五郎丸さん、凄いですよね。ああなりたいな」と、野心をたぎらせた。