白鵬ただ1人6連勝「また引っ張って」
「大相撲九州場所・6日目」(13日、福岡国際センター)
横綱白鵬(30)=宮城野=が前頭3枚目の豊ノ島(時津風)を寄り切りで下し、幕内でただ一人初日から6連勝。前日まで5連勝の大関琴奨菊(31)=佐渡ケ嶽=は前頭筆頭の逸ノ城(湊)に寄り切りで敗れ、前頭15枚目の千代鳳(九重)、同4枚目の勢(伊勢ノ海)も今場所の初黒星を喫した。
横綱初の休場明け場所で早くもただ1人の全勝となった白鵬は「先場所はいなくて、また引っ張って行けるというのはうれしいですね」と余裕の表情で話した。
横綱日馬富士(伊勢ケ浜)は好調の小結嘉風(尾車)を小手投げで下し、1敗(5勝)を守った。同鶴竜(井筒)は前頭2枚目の隠岐の海(八角)に土俵際まで攻め込まれたが、突き落としで勝ち4勝2敗。
ほかの大関勢では稀勢の里(田子ノ浦)が関脇栃煌山(春日野)を押し出しで破り5勝1敗。照ノ富士(伊勢ケ浜)は前頭筆頭の大砂嵐(大嶽)を寄り切りで下し、豪栄道は前頭2枚目の碧山(春日野)に引き落としで敗れ、ともに4勝2敗となった。
新入幕で前頭11枚目の御嶽海(出羽海)は前頭9枚目の玉鷲(片男波)を叩き込みで下し4勝目(2敗)を挙げた。