北の湖理事長付け人の大露羅は涙
「大相撲九州場所・14日目」(21日、福岡国際センター)
師匠の北の湖理事長(元横綱)が急逝した北の湖部屋所属の力士は7人が相撲を取り4勝3敗だった。
部屋頭の幕内北太樹は立ち合いから前に出たが、正代=時津風部屋=に逆襲を許して寄り切られた。8敗目を喫し、負け越しとなった。
十両北はり磨は朝弁慶=高砂部屋=を突き落としで破り、7勝7敗の五分に戻した。
北の湖理事長の付け人を長く務めていたロシア出身の三段目・大露羅(おおろら)は、惜しくも突き落としで敗戦。花道を引き揚げる時には涙を見せた。「14年間、師匠の付け人をやらせてもらったので悲しい。でも、人間は頑張るのが一番だと教えてもらった」と神妙に振り返った。
以下、14日目に出場した北の湖部屋の力士成績。
番 付 しこ名 決まり手 相 手
東序二段40 嶋 田○ (3勝4敗)押し出し 浜 東
西序二段4 太 田○ (4勝3敗)寄り切り 藤大成
東三段目58 大露羅● (4勝3敗)突き落とし 藤の海
西三段目22 天 一● (3勝4敗)押し出し 力 斗
東幕下43 鳰の湖○ (5勝2敗)はたき込み 魁盛王
東十両4 北はり磨○(7勝7敗)突き落とし 朝弁慶
東前頭15 北太樹● (6勝8敗)寄り切り 正 代