【一問一答】日馬富士「忍ぶ2年間」
「大相撲九州場所・千秋楽」(22日、福岡国際センター)
右肘負傷による2場所連続休場明けの横綱日馬富士(31)=伊勢ケ浜=が13年初場所以来、2年10か月ぶり7回目の優勝を決めた。全休明けの優勝は、09年初場所の横綱朝青龍以来。
日馬富士は大関稀勢の里に寄り切りで敗れて2敗目を喫したものの、前頭10枚目の松鳳山が同3枚目の安美錦に素首落としで、白鵬が結びの一番で鶴竜に寄り切りでそれぞれ敗れて12勝3敗となり、優勝が決まった。
以下は日馬富士の優勝インタビュー一問一答。
-優勝おめでとうございます。
「ありがとうございます」
-久しぶりの賜杯の感触は。
「勝って決めたかったんですが、皆さまのご期待に応えることができて良かったです。ありがとうございます」
-ケガに苦しんだ。そこを支えたのは。
そうですね。本当に忍ぶ2年間でした。親方、おかみさんのあたたかい励ましがあって、後援会の方たちが見守っていただいて、ファンの方々がいつもあたたかい拍手をしていただいたおかげで、この日を迎えることができました」
-横綱としての相撲を取りきった。
「一日一番、全身全霊でとることができました」
-場所中には、北の湖理事長が亡くなられた。
「本当に、心からお悔やみ申しあげたいです」
-どこかでこの姿を見ているのでは。
「…」
-締めくくりの場所で優勝。新しい年、もう一度強い横綱の相撲を見せられるか。
「おかげさまでケガもだいぶよくなりました。これからも精進し、皆さまに勇気と希望を与えるような相撲を取り続けます。これからもよろしくお願いします」