高橋大輔、羽生の異次元世界記録に脱帽
フィギュアスケートの元世界王者で、バンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔さん(29)が30日、都内で行われたデロンギの「マルチダイナミックヒーター」のイベントに出席した。
先日のNHK杯で、羽生結弦(20)=ANA=がSP(106・33点)、フリー(216・07点)、総得点(322・40点)と3つの世界記録を打ち立てる偉業を達成したことを「ニュースで知りました。SPで凄い点が出てビックリしてたら、フリーも凄くて。前半戦調子悪いと聞いていて、追われる立場になって気づかないうちにストレスもあったと思う。それでも一生懸命練習して、あの演技をした。得点は相応の対価だと思う」と、称賛した。
4回転ルッツを跳ぶ中国の金博洋ら複数の4回転ジャンプを跳ぶ選手が増えた。高橋さんもかつて世界記録(08年四大陸選手権で264・41点をマーク)を打ち立てた経験があるが「時代は変わったなと感じる。もう(現役には)戻れないなと思う。みんな頼もしい。すごい戦いをしている」と、新時代の到来に脱帽した。
高橋さんは引退後、ニューヨークに語学・ダンス留学しており、現在は12月のアイスショー「クリスマスオンアイス」(大阪、新横浜)に向け、一時帰国中。「ブランクを埋めるのは大変だけど、頑張ります。クリスマスをテーマにしたショー。みなさんに楽しんでもらえたら」と、力を込めた。