重量挙げ三宅4度目五輪で悲願金へ
重量挙げの世界選手権女子48キロ級で銅メダルを獲得し、16年リオデジャネイロ五輪代表に内定した三宅宏実(30)=いちご=が30日、開催地のヒューストンから成田空港に帰国した。
昨年12月に負傷した腰にはまだ痛みが残る中、目標としていたトータル200キロには届かなかったが、ロンドン五輪銀メダリストの底力を発揮し、スナッチ85キロ、ジャーク108キロ、トータル193キロで世界選手権では9年ぶりとなるメダル。女子の五輪出場枠の4枠獲得にも貢献し「目指していた重量じゃないので悔しさはあるけど、五輪に4度目の挑戦ができるのは当たり前じゃない。すごく嬉しい」と、笑顔を浮かべた。
本番まであと9カ月。監督を務める父・義行さんは「やっと本物になってきた。年齢的にもラストの五輪になると思う。悲願を達成したいね。うちはファミリーで金が2つ、銀が2つ、銅が1つ。6個目で、金メダルが欲しい」と、頂点獲りに意欲十分。本人も「とにかく1つでも高い位置を狙って頑張りたい。練習で追い込めれば、もう少し記録は上がる。優勝争いは200~205キロ。ベストを尽くせれば、結果はついてくる」と、腕ぶした。