バド桃田 真のエースへ「田児さん倒す」
バドミントンの全日本総合選手権が12月1日に東京・代々木第二体育館で開幕する。
男子シングルスで昨年準優勝の桃田賢斗(21)=NTT東日本=は30日、会場での前日会見に出席。今年8月に世界選手権で銅メダルを獲得し、現在世界ランクでも日本勢最高の5位と“五輪に最も近い男”は「今年こそ初優勝して、日本のエースとして世界と戦いたい」と意気込んだ。
長年、男子のエースとして君臨してきた田児賢一(NTT東日本)にも引導を渡す覚悟だ。昨年は所属先の先輩でもある田児が故障で欠場し「田児さんの分も優勝する」と意気込んでいたが、「今は憧れというよりも、倒したい気持ちの方が強い」と、世代交代を誓った。
昨年は準優勝に終わり、「決勝も勝てると思っていたけど、負けて想像以上に悔しくてへこんだ。(スーパーシリーズ)ファイナルズまで引きずりました」と告白。今年も大会直後に控えるスーパーシリーズファイナルズ(9~13日、ドバイ)に向けて、名実ともに日本のエースになって臨む。