バド桃田「泣きそう」ヒヤヒヤ勝利

男子シングルス2回戦で勝利した桃田賢斗
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 「バドミントン・全日本総合選手権」(3日、代々木第二体育館)

 男子シングルス2回戦が行われた。世界ランク5位で昨年準優勝の桃田賢斗(21)=NTT東日本=は五十嵐優(中央大)と対戦し、第1ゲームを先取されたが中盤以降は立ち直り、2-1と逆転勝ちで8強入りを決めた。

 男子エースがガチガチに緊張し、体を震わせた。世界選手権で銅メダルを獲得し、五輪レースでも先頭を走るなど今季めざましい活躍を見せている桃田が「世界で戦えるようになって、こんなところで負けられない」と自らにプレッシャーをかけ、ミスを連発した。

 第1ゲームを落とし、第2ゲームも12-12。窮地に立たされ「正直、泣きそうでした」と表情をこわばらせたが、相手がサーブミスをしたところでようやくスイッチが入った。中盤以降は、ラリーから得意のジャンピングスマッシュがコースに決まった。最終ゲームは10連取も見せるなど、本来の強さで圧倒した。

 迎え撃つ側の苦しみをあらためて味わった。「最近は相手がリラックスして向かってくることが増えた。対等に戦えるのは日本代表選手くらい」。それでも勝ち切れたことに胸をなで下ろし、「0-0からでも点を取られてもいいから攻めることが大事」と教訓を次につなげる。

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