陸上界に新たな薬物問題 イタリアで検査逃れ疑い
【ロンドン共同】イタリアの陸上26選手にドーピング検査を逃れた疑いが発覚し、来年のリオデジャネイロ五輪を前に薬物スキャンダルで揺れる陸上界にロシア、ケニアに続いて新たな問題が浮上した。イタリアの反ドーピング機関は2日、2012年ロンドン五輪男子三段跳び銅メダリストのファブリツィオ・ドナートら26選手に2年間の資格停止を要請した。
イタリア・オリンピック委員会によると、検体の提出拒否や、選手の所在地申告の規則を破ったことが問題視されている。07年世界選手権男子走り幅跳び銀メダルのアンドリュー・ハウら有力選手も多数含まれている。