IOC、東京五輪コスト削減評価 自転車会場の分散開催承認で

 【ローザンヌ(スイス)共同】2020年東京五輪の準備状況を確認する国際オリンピック委員会(IOC)のコーツ調整委員長は9日、スイスのローザンヌで理事会の終了後に記者会見し、自転車会場見直しが静岡県伊豆市と都内の分散開催で承認されたことに「五輪改革に沿った大変満足な成果だ。都心から離れて多少不便になったとしても建設コストは大事な問題」と述べ、約100億円のコスト削減を高く評価した。

 伊豆市の会場近くに分村となる選手村も設置される。コーツ委員長は「開閉会式に出席したい選手や競技終了後の選手がメーンの選手村に泊まることも可能だ」と柔軟に対応する方針を示した。

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