薬物問題で組織強化を宣言 IOCのバッハ会長

 【ローザンヌ(スイス)共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は10日、スイスのローザンヌで3日間の理事会を終えて記者会見し、組織的なドーピングでロシア陸連が国際陸連から資格停止処分を受けた問題で、スポーツ界の信用と潔白な選手を守るための組織運営強化宣言を承認したことを明らかにした。

 バッハ会長は競技団体から独立した反ドーピング態勢の整備を訴え、これまで国際競技連盟が担ってきた検査を世界反ドーピング機関(WADA)が一括して実施するよう主張。ドーピングに関する全ての選手の処分をスポーツ仲裁裁判所(CAS)に任せることも提案し、来年のリオデジャネイロ五輪も視野に、システムの確立を急ぐ必要性を強調した。

 2020年東京五輪の自転車が静岡県伊豆市と都内での分散開催となったことには「満足な成果。五輪改革に沿ったコスト削減を評価したい」と述べた。

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