リオ断念の浜口に吉田沙保里「寂しい」
女子レスリングで、16年リオデジャネイロ五輪を断念し第一線を退くことを表明した浜口京子(37)=ジャパンビレッジ=に対し、吉田沙保里(33)=ALSOK=が16日、電話での合同取材でねぎらいの言葉を送った。
「浜ちゃんは一緒に戦ってきた仲間であり引っ張ってくれた先輩。一緒にリオに行けないのは寂しいけど、いつかは退くときが来る。私は逆に頑張ろうと思えた」。共闘してきた戦友にパワーをもらい、女子では前人未到の五輪4連覇に向けて決意を新たにした。
日本レスリング連盟の栄和人強化本部長(55)も都内での記者会見でコメントし、「(復帰戦となった)静岡の大会を見て、体力が落ちたかなと思ったけどしっかり優勝した。これから合宿で体力をつければ(リオ五輪に向けても)何とかなるかと思ったが、本人が決めたことなので」と残念がった。