ディアク前国際陸連会長に新疑惑 違反の公表遅らせる工作

 【ロンドン共同】国際陸連のディアク前会長(セネガル)がドーピングの証拠隠滅に絡んだ収賄容疑などでフランス司法当局から捜査されている問題で、国際陸連反ドーピング部門の責任者だったドレ氏にロシア選手の違反の公表を遅らせるために金銭などを渡していた新たな疑惑が発覚した。AP通信が22日、フランス当局の話として報じた。

 ディアク前会長は2012年ロンドン五輪の前年に少なくともロシアの6選手のドーピング違反を隠蔽する見返りにロシア側から約100万ユーロ(約1億3200万円)の賄賂を受け取った疑いを報じられている。

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