186億円分の契約でずさん処理 JSC、サッカーくじ関連など
日本スポーツ振興センター(JSC)は24日、2010、11年度に締結した業務契約のうち、解体された旧国立競技場の整備、運営やスポーツ振興くじ(サッカーくじ)関連の業務など44件、計約186億円分で、必要な記名押印なく支出するなど手続きが不適切だったと発表した。
JSCは11月、新国立競技場の設計業務など12~14年度の契約47件、約49億円について同様の不適切な処理があったと会計検査院に指摘された。指摘を受け、資料が残る10、11年度分を調査したところ、新たな不備が判明した。ずさんな処理が常態化していたことが浮き彫りとなった。