本田真凜の初挑戦は9位 悔しさも
「フィギュアスケート・全日本選手権」(27日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
女子フリーが行われ、全日本初挑戦の本田真凜(14)=関大中=は113・39点でショートプログラム(SP)との合計171・62点で9位とベストテン入りを果たした。スタンドでは前日に続き、フィギュアスケーターで子役タレントの妹・本田望結(11)ら家族がスタンドで応援した。
本田は冒頭の3回転ルッツで転倒。その後のジャンプは成功させたが、終盤の3回転フリップで再び転倒し、演技が終わった瞬間は厳しい表情も見せた。
インタビュー・エリアでも、最初はややこわばった顔つきで「すごく悔しい。緊張して全然自分が思うような演技ができなかった」と感想。前日のSPでジャンプを失敗したことで「フリーはノーミスでいかなければと思い緊張した」と振り返った。
それでも報道陣との応答が進むにつれ「今はちょっと落ち込んでいますが、すぐ忘れます」と笑顔を取り戻し、「今はまだ実力的に無理だけど、いつかは全日本で優勝したい」と大物の片りんをうかがわせた。