ライスボウルでまさかの反則見落とし
日本アメリカンフットボール協会は5日、3日に行われた社会人王者のパナソニックと学生王者の立命大で争われた日本一決定戦「ライスボウル」において、反則の見落としがあったことを発表した。
試合は22-19で社会人のパナソニックが勝利した。問題の場面は22-19で迎えた試合終了間際の第4Q14分53秒。立命大のパナソニック陣内32ヤード地点で、第4ダウンの攻撃で同点を狙い、FGを狙った場面だった。守備側のパナソニックの選手は交代違反の反則で12人がフィールドにいたという。FGは外れ、パナソニックの勝利が決定したが、本来であれば、パナソニックに5ヤードの反則が課せられ、パナソニック陣内27ヤードから立命大の第4ダウンの攻撃が繰り返されるはずだった。
試合結果ならびに記録の変更は行わないが、勝敗を左右しかねない場面でのまさかの見落とし。同協会は浅田豊久会長名義で「試合結果を左右しかねない場面において反則の見落としが発生したことについて深くお詫び申し上げます。原因究明と再発防止に努める所存です」と謝罪した。