北島 5度目五輪リオ出場に自信
競泳男子平泳ぎで04年アテネ、08年北京五輪2大会連続2冠の北島康介(33)=日本コカ・コーラ=が8日、都内で行われたイベントに出席した。夏季大会では史上最多に並ぶ5度目の五輪出場が懸かるリオデジャネイロ五輪に向けて、「行けるでしょ。自己暗示じゃないけど、行けると思って今年は勝負してるので」と自信をみなぎらせた。
“やる前に負けること考えるバカがいるかよ”と言わんばかりに、代表選考会を兼ねた4月の日本選手権(辰巳)に向けて闘魂を燃やしたミスター五輪。五輪イヤーを迎え、北島は「(16年は)特別な年になる。変わった自分を発見できる年」と目をぎらつかせた。
昨年は選考会で敗れ、2季連続で日本代表入りを逃した。一時は引退も示唆したものの、リオ五輪に向けてもう一度気持ちを奮い立たせ、昨年12月にはスペインでの高地合宿で体をいじめ抜いた。「すごい泳いでますよ。精神的に疲れている中でもいい練習ができた。近年にはない練習量。トップの状態にはまだまだだけど、ベースアップはできている」と力を込めた。
最大のライバルは33歳の自分自身。「もう一度トップで挑戦できる最後のチャンスかな。少しでも自分に疑いを持ったらブレーキがかかってしまう。自信を持って4月(の選考会)に臨みたい」。アクセルはベタ踏みで突き進む。