琴奨菊がストレート給金王手
「大相撲初場所・7日目」(16日、両国国技館)
好調の大関琴奨菊が碧山を突き落としで下し、初日から7連勝。14年名古屋場所以来のストレート給金に王手をかけた。
「引くのと相手の軸をずらすのは似ている」と、立ち合いで左に変わり主導権。左を差し、がぶり寄ると、タイミング良く、鮮やかに土俵に転がした。
200キロ超の巨漢を鮮やかに料理。「しっかり準備してきたのが良かった。しっかりと腰が割れているし、状態もいい。自分から自分からの意識でやるべきことができている」と振り返った。
高安が敗れ、全勝は横綱白鵬と2人になり、8日目は大関稀勢の里が相手。「気持ちをしっかり入れて、ギアアップじゃないけど、持てる力をすべて出し切る、そういう1日1日にしたい」と力を込めた。