リオ挑戦の74歳 馬術の法華津寛

 16年リオデジャネイロ五輪出場に挑戦する馬場馬術の法華津寛(74)=アバロン・ヒルサイドファーム=が20日、都内で取材に応じ、「体力的な衰えはある。この前もそうだけど、特に自信があるとか、間違いなく出られるとかそういう気持ちはない。成り行きに任せて」と、語った。

 日本連盟によると、リオ五輪出場へは今後、対象競技会2大会で一定の成績を収めた上で、5~6月に行われる見通しの日本代表選考会を勝ち抜く必要がある。

 3月に75歳の誕生日を迎える法華津が五輪に出場すれば、1920年アントワープ五輪のオスカル・スヴァーン(射撃、72歳10カ月)、1936年ベルリン五輪のアルトゥール・フォン・ポングラッツ(馬術、72歳1カ月)らを抜き、五輪史上最高齢での出場記録となるが、「出られるといいですね」と、自然体で話した。

 北京五輪以降、“じいじの星”と呼ばれてきたが、昨年末に初孫も誕生。正真正銘の“じいじの星”となった。67歳で出場した08年北京、71歳で出場した12年ロンドン五輪で、ともに出場した愛馬ウィスパー号は、13年に死去。新パートナーのザ・ズー号と挑む。「ウィスパーと比べると、気性は優しい。五輪のレベルにはある馬」と、胸を張った。

 リオ五輪後には、20年東京五輪もある。法華津は前回の64年東京五輪にも出場。79歳で2度目の東京五輪出場となれば、当然、前人未到、前代未聞の大快挙だが「それは無理でしょう」と、笑った。

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