サクラセブンズ長袖、虫よけジカ熱対策

 7人制ラグビーの女子日本代表「サクラセブンズ」が6日、ワールドシリーズ第2戦ブラジル大会(20、21日、サンパウロ)に向けた米国での事前合宿に成田空港から出発した。今回の遠征では、出場を決めているリオデジャネイロ五輪の下見も兼ねており、浅見敬子ヘッドコーチ(38)は「行ってみないとわからないので、選手村やトレーニング施設などを見てきたい」と現地視察を予告した。

 決戦の地をじかに見る。8月に五輪が行われるブラジルでは治安に加え、蚊を媒介とする「ジカ熱」の流行が不安視される。浅見HCは「必ず長袖、長ズボンを徹底して、水たまりを避ける。現地の虫よけがいいとも聞いている」と対策を挙げた。

 今大会は、本番と同じ予定の米国経由。大会後は、本番の試合会場、選手村や町の様子も視察予定で、「町に出てリフレッシュできるかとかを確認したい」と指揮官。主将の中村知春(アルカス熊谷)は「リオに見に行けるのは貴重なこと。五輪のリハーサルだと思って行く」と緊張感をにじませた。

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