ロシアの暴露本を出版計画 死亡のドーピング前責任者
【ロンドン共同】ロシア陸上界の組織的なドーピング問題で、国内反ドーピング機関(RUSADA)の前最高責任者で先に死亡したニキータ・カマエフ氏が、問題の真実を暴露する内容の本を出版する計画を持っていたと21日、英サンデー・タイムズ紙が報じた。
同紙によると、昨年11月にカマエフ氏から接触があり、電子メールで出版への協力を求めてきた。「ロシアのスポーツ薬理学とドーピングの真相を明かす本を書きたい。これまで明らかにされていない情報と証拠を持っている」と訴えたという。RUSADAによると、同氏はスキーをした後に心臓に痛みを突然訴えて亡くなった。