卓球の日本代表が２２日、世界選手権団体戦（２８日開幕、クアラルンプール）に向けて都内で行っている強化合宿を報道陣に公開した。女子エースの石川佳純（２２）は「緊張感があっていい雰囲気。いつも試合で回っている選手がチームメートなので心強い」と気持ちを奮い立たせた。

　銀メダル以上を目指す日本は、１次リーグ最大のヤマ場である北朝鮮戦を想定し、カットマン対策に励んでいる。石川は「相手のイメージはできている。手応えは以前よりもかなりいい感じ」とすでに臨戦態勢だ。

　０８年広州大会から５大会連続出場のエースに重圧がかかるが、気負いすぎないことがテーマ。「結果が求められるけど、初心を忘れずに思い切って戦う。こんなに練習してきたのに、楽しまなきゃもったいない」と開き直る重要性を説いた。

　２３日には２３歳の誕生日を迎える。「社会人で言えば２年目になる年。今年はリオデジャネイロ五輪で最高のプレーをできる年にしたい」と誓った。