福原 “北朝鮮打ち”カット対策に気合

 卓球の日本代表が22日、世界選手権団体戦(28日開幕、クアラルンプール)に向けて都内で行っている強化合宿を報道陣に公開した。14年東京大会は故障のため欠場した福原愛(27)=ANA=は、1次リーグ最大のヤマ場である北朝鮮戦を想定したカット打ちに時間を費やした。

 前回大会の銀メダル以上を目指す日本にとって難敵の北朝鮮は、あまり国際大会に出場してこないためデータが少ない。主将を務める福原は「エース(リ・ミョンスン)とは過去に2回やって(1勝1敗)情報はあるけど、もう1人のカットマン(キム・ソンイ)は(伊藤)美誠しかやったことないので」と警戒を強めた。

 この日も“仮想北朝鮮選手”の佐藤(札幌大谷高)を相手に、細かく注文をつけながらカット打ちを繰り返した福原。「(相手は)予測がつかないけど、どんなボールが来ても返せるように」とあらゆる球筋を想定し、「少しずついい状態になってきている」と合宿の成果に手応えを見せた。

 村上監督は「北京五輪頃からカット対策はずっとやってきたけど、相手も進化するのでそれに対応する技術をやっていく必要がある」と力説。福原は「個人だと心が折れてしまいそうな試合でも、団体では大丈夫。後ろを振り返ったら仲間がいるのは本当に心強い」と、大好きな団体戦に向けて気合十分だ。

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