サンウルブズ 課題は「選手層」

 「スーパーラグビー 開幕戦 サンウルブズ13-26ライオンズ」(27日、秩父宮ラグビー場)

 世界最高峰リーグのスーパーラグビー(SR)に日本から初参戦しているサンウルブズは黒星発進となったものの、主将のHO堀江翔太(30)がチーム初トライを奪い、守備でも気迫のこもったプレーで満員(1万9814人)の観衆を沸かせた。実際に対戦したライオンズ(南アフリカ)の選手、ヘッドコーチはどのようにサンウルブズの実力を受け止めたのだろうか。

 主将のナンバー8、ワーレン・ホワイトリーはスクラムで「全体的に彼らのプレーは良かったと思います」と評価した。後半、サンウルブズがピンチで押し勝つシーンがあったように、スクラムで「後半はかなりのプレシャーを受けた」と振り返った。「ボールキープがうまくいい場面をつくったのが何回か見受けられた」「我々が勢いづいた時に、カギとなるターンオーバーをさせられ勢いを止められた部分もあった」と攻守の両面で苦しめられた場面があったと振り返った。

 ヨハン・アッカルマンHC(ヘッドコーチ)も「激しさの部分が印象的でした。それプラス、ディフェンスで正確だなという印象を受けています。チームが試合を重ねていくことで伸びていくので、これからもっと良くなっていくのではないかと思います」と評価したが、2人が共通してサンウルブズの課題としてあげた点がある。「選手層」だ。

 ホワイトリーは「選手層の部分が取り組める部分なのかもしれません。長いシーズンになるので大事な部分です」。アッカルマンHCも「選手層がどれぐらい厚いのか分からないのですが、クリアしているのであれば、タックル、ブレイクダウン、ボールを獲得する力などの部分でも伸びてくると思います」と7月までのリーグ戦を戦い抜く必要条件とした。

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