武井壮、日本男子マラソン駆け引き批判
28日に行われた東京マラソンで日本人男子選手の低調ぶりが目立ったことについて、陸上十種競技元日本チャンピオンのタレント・武井壮が、「遅いタイムでの駆け引き」にこだわる日本マラソン界の体質をツイッターで批判した。
東京マラソンの日本男子は最高位が8位の高宮祐樹で、それも2時間10分57秒と五輪派遣設定記録には遠く及ばなかった。
このような結果に対して、武井は「タイムを目指したトレーニングをするからタイムが上がる」と主張、「遅いタイムでの駆け引きの強さに拘るうちは成長はない」と、現状を憂いた。
さらには3選考会で派遣選手が選ばれる現方式について、スポンサーが獲得できるメリットは認めた上で、「もうひとつ日本選手権マラソンを設定して一発で1人確定するべき」と提唱、そんなタイム勝負を設けることで「長い目で選手を速くする、タイムを上げる事を至上命題にする事が最優先」と、ここでもあくまでタイムにこだわることを求めた。
マラソンの日本記録は男子が2002年10月、シカゴマラソンでの高岡寿成の2時間6分16秒、女子が2005年9月、ベルリンマラソンでのの野口みずきによる2時間19分12秒。男子は15年以上、女子は10年以上、記録更新がない。