レスリング高谷、アジア予選へ出発
レスリング男子フリー74キロ級の高谷惣亮(26)=ALSOK=が15日、リオデジャネイロ五輪のアジア予選(18~20日、カザフスタン・アスタナ)に出場するため、成田空港から出発した。現在、グレコローマンも含めて、日本男子の五輪出場枠は「0」と大ピンチ。今大会は上位2位までに入れば出場枠を獲得できる。高谷は「しっかりと出場権を取ることだけを考える」と決意を新たにした。
「タックル王子」の異名を持つ男子エースだが、先月末の練習中に右膝を負傷。「状態は6~7割くらい」とまだ全力での練習はできておらず、ぶっつけ本番での勝負となる。それでも「余裕よりは面白い。ケガの功名というか、集中力は上がっている」と自らに言い聞かせるようにして、大一番へと旅立った。