バド奥原 帰国会見で五輪へ意気込み

 バドミントンの全英オープンの女子シングルスで、日本勢では39年ぶりに優勝した世界ランク8位の奥原希望(21)=日本ユニシス=が15日、羽田空港に帰国し、会見を行った。

 昨年12月のスーパーシリーズ(SS)ファイナル制覇に続く快挙に「全英のタイトルにこだわってとれたのは五輪に向けて自信になる。今は誰と戦っても勝機がある」と、リオデジャネイロ五輪の金メダルへも一気に視界を広げた。

 もはやチャレンジャーではなく立派なトッププレーヤーだ。絶好調だったSSファイナルは挑戦者として快進撃を見せたが、今回は攻め急がず、落ち着いて戦局を見極める余裕が生まれたという。

 特に準決勝の世界1位・マリン(スペイン)、決勝の同5位・王適嫻(中国)には1ゲームを奪われながらも粘り勝ち。「相手が(前回とは)戦法を変えてきた。警戒される中でコンスタントに結果を出せたのは大きい」。強敵との“がっぷり四つ”での白星に自信は深まった。

 世界トップの風格は会場をも味方につけた。決勝が行われた13日は21歳の誕生日。会場からはバースデーソングが聞こえた。「五輪レース中のビッグマッチで、誕生日で、これは来たなと思った」。リオでも驚異のフットワークで観客を魅了し、日本勢史上初の金メダルを勝ち取る。

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