本田真凜「緊張しなかった」理由とは
フィギュアスケートの世界ジュニア選手権で金メダルを獲得した本田真凜(14)=関大中=が22日、開催地のハンガリーから羽田空港に凱旋帰国した。
SP、フリーともノーミスでの完ぺきな演技で、頂点に立った。演技後は「本当に緊張しなかった」と話していたが、その理由についても明かした。
現在、中学2年生。来季もジュニアで戦う本田は、今大会の目標を「表彰台」に定めていた。SPは1位フェディチキナと同点の2位。しかし、フリーを前にフェディチキナが棄権した。「棄権が分かって、ちょっと行けるかなと思った」と色気も出たが、「その気持ちを隠して、表彰台を目標にしてきたので『あと2人抜かれても大丈夫』と思って演技した。気持ちはすごく楽でした」と、自然体で臨めたことが勝因だった。
もちろん自身の成長にも手応えを感じている。「精神的に成長しているかは分からないけど、以前は試合で弱かったのが、最近少しずつ強くなってきてるかなと思う。試合の時に一気に集中することがうまくなっている」と、自己分析した。
来季はジュニア女王としての重圧を背負うことになる。「次は優勝を狙うし緊張もあると思う。しっかり頑張っていかないといけない」と、見据えた。