連勝止まった稀勢の里「自分を信じて」
「大相撲春場所・11日目」(23日、エディオンアリーナ大阪)
初優勝を目指す大関稀勢の里(田子ノ浦)は横綱白鵬(宮城野)に寄り倒しで敗れ、初日からの連勝は10でストップ。白鵬、大関豪栄道(境川)と、3人が1敗で並んだ。
稀勢の里の待ったで仕切り直し。2度目で立つと、白鵬に左を張られ、右かち上げを食らうと、なすすべなし。左を深く差され、後退すると、こらえ切れず倒された。
支度部屋で心境を問われると「うーん」と、口を真一文字に結んだ。14年夏場所で13連勝した際も14日目に白鵬に敗れ、初優勝を阻まれた。
しかし、初優勝のチャンスはまだ十分にある。まだ1敗?と問われると「思い切っていくだけ。まだこれから。自分を最後まで信じて」と前を向いた。