桐生、急転向かい風で9秒台ならず
「陸上 テキサス・リレー」(2日、米テキサス州オースティン)
今季の100メートル初戦に臨んだ桐生祥秀(20)=東洋大=は、10秒24(向かい風1・4メートル)に終わり、日本人初の9秒台はならなかった。
自己ベスト9秒台の選手も顔を揃える中、同組を圧勝した桐生だったが、風が不運だった。前の組までは1~3メートルの追い風が吹いていたが、桐生の組になると急転、向かい風となった。
13年に日本歴代2位の10秒01をマークした桐生は、昨年のこの大会で追い風参考記録ながら、電気計時では日本人初の9秒台となる9秒87(追い風3・3メートル)をマーク。今大会では公認記録での9秒台の期待が懸かっていたが、またも風のいたずらに泣いた。