渡部香生子、余裕で100平準決勝へ
「競泳 日本選手権兼リオデジャネイロ五輪代表選考会 第2日」(5日、辰巳国際水泳場)
女子100メートル平泳ぎ予選で、渡部香生子(19)=JSS立石=が全体4位の1分7秒79で準決勝に進んだ。08年北京五輪代表の金藤理絵(Jaked)、15歳の今井月(豊川高)、12年ロンドン五輪銅メダルの鈴木聡美(ミキハウス)らも予選を通過した。
1発目のレースから伸びやかな泳ぎを披露した渡部は「緊張したけど、よく体が動いて、後半はかなり余裕を持てた」と納得した表情を見せた。
昨年8月の世界選手権の200メートル平泳ぎで金メダルを獲得。いち早くリオ切符を手にしたものの調整不足で年明けから大スランプに陥ったが、2月のコナミオープンで復活の兆しを見せていた。
100メートル平泳ぎ、200メートル個人メドレーの2種目では派遣標準記録を突破して2位以内に入り、代表権を取らなければならない。ライバルも好調なだけに「準決勝は記録を狙いたい。最低でも派遣標準記録(1分6秒87)を切れるように」と気合を入れた。