バド日本代表首脳が無念の表情

 トップ選手による闇カジノ賭博が発覚したバドミントンの日本代表が18日、東南アジア遠征から羽田空港に帰国した。遠征疲れと問題から受けた動揺からか、選手たちはやや疲れた表情。報道陣に対応した朴柱奉監督と、舛田圭太コーチは、問題について謝罪した。

 賭博問題で処分され、世界ランク3位につけながら、リオデジャネイロ五輪代表の可能性が消滅した桃田賢斗(21)=NTT東日本=について問われると、朴監督は無念の表情を浮かべた。「桃田に関しては、(賭博の噂は)なかった。去年1年間は本当に頑張っていたし、成績も上がって、五輪でメダルを狙える可能性も見えたし、モチベーションも高かった。例えば朝ご飯も昔は食べなかったが、最近は栄養士からもらったメニューをしっかり食べていた。練習の集中力も高かった」と、この1年間の成長を感じていたという。

 桃田が田児とともに違法カジノに通っていたのは、14年10月から15年1月とされる。その後は「こんなことをしていたら駄目。バドミントンに集中した」と自ら足を洗い、競技に打ち込んでいたようだ。

 舛田コーチも「正直、そういう話は聞いたことがなかった。朴さんが(海外カジノに通っていた)田児を注意していた時に、『桃田は大丈夫か』と聞かれたが、大丈夫です!と答えていたぐらい」と、桃田に関してはノーマークだったという。同コーチは「1、2年前からは田児から離れていたという印象だった。状況が把握できていなかった。申し訳ない」と、頭を下げた。

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