引退の北島氏、新エース小関に期待
ミキハウス所属の競泳11選手が18日、大阪府八尾市の同社本社に報告に訪れ、社員らから激励を受けた。女子100メートル平泳ぎの鈴木聡美(25)、男子200メートル平泳ぎの小関也朱篤(24)らリオ五輪出場を決めた7選手に加え、前日、柔道女子78キロ超級で五輪切符を獲得した山部佳苗(25)も飛び入り参加した。
小関は4月上旬の日本選手権で引退した北島康介氏から新エースを継承。大会後には北島氏からは「思い切り頑張れ」とエールを送られ、「その一言がすごく重くとらえられた」と力をもらった。
北島氏が北京五輪で見せた優勝のガッツポーズは、今も記憶に鮮明に残る。「あの姿を見てすごいと思った。僕が代表を取って北島さんが引退されたのは信じられない。ずっとメダルを取ってきた種目だし、僕もそこに名前を刻みたい。僕が日本の平泳ぎを引っ張っていけたら」と、宣言した。
激励に駆け付けた同社の木村皓一社長(71)にも恩返しを誓う。「金メダル、世界記録を出して社長にメダルをかけてあげられたら」。同社から現時点で16人の五輪代表を送り込む木村社長は「頑張って欲しい。東京ではさらにミキハウスの選手を」と期待していた。