【リオデジャネイロ共同】リオデジャネイロ五輪の競泳のテスト大会が15日から始まり、市西部バーラ地区の五輪公園に新設された五輪水泳競技場で、選手がプールの感触を確かめた。外壁がないユニークな構造で、国際水連のマルクレスク事務局長は「屋内と屋外の中間。施設内の気温を一定に保てるかが課題だが、今のところ感触はいい」と合格点を与えた。
電力を節約するとして、空調の設備は設けられなかった。プールを囲む観客席を支える資材の間に隙間が開いており、外気を取り込む工夫をした。ただ、風の量を制御できない難点もあり、日本水連の上野強化担当常務理事は選手の調整面に懸念を示した。