不祥事バド、山口、奥原らが決意表明

 トップ選手による闇カジノ賭博が発覚したバドミントンの日本代表が24日、アジア選手権(26日開幕、中国・武漢市)に出場するため、成田空港から出発した。女子シングルスの山口茜(18)=再春館製薬所=は「こんな時だからこそ若い力を活用して、下から盛り上げられれば」と、自身の活躍で暗い話題を払しょくする決意を示した。

 今月、桃田らの賭博行為が発覚し、衝撃が走った日本バドミントン界。先週18日に東南アジア遠征から帰国した代表選手は、遠征の疲れや動揺からか疲れた表情だったが、リオデジャネイロ五輪代表決定も目前となり、それぞれ決意を新たにした様子で遠征へと旅立った。

 桃田とは同い年で、女子シングルスのエース奥原希望(21)=日本ユニシス=は、帰国後も休まず練習に励んだ。「できること、目指すことは変わらないので、自分たちがやることをやるだけ」と平常心を強調。「特別なことはできないので、(プレーに)集中したい」とリオ五輪に向けて覚悟を示した。

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