小川ジュニア、8強入りも七戸に敗れる
「全日本柔道選手権」(29日、日本武道館)
準々決勝で「暴走王」の異名を取る格闘家・小川直也の長男、小川雄勢(明大)がリオデジャネイロ五輪代表を目指す男子A強化選手の七戸龍(九州電力)と対戦し、1本負けを喫した。
全日本初出場で男子B強化選手の小川は8強入りを果たしたが、七戸には大内刈りで技ありを取られ、そのまま押さえ込みに入られて屈した。
今月上旬に行われた福岡での全日本体重別選手権でも七戸と対戦していた小川は試合後、「組み手ではいける感触があったが、小さなところで油断があった」と反省。父の直也からは試合前に「絶対に勝つ気持ちでいけ」とアドバイスされ、敗戦後は「これが全日本の試合だ」と言葉をかけられたという。
対戦相手・七戸の父も、極真空手の元強豪・七戸康博氏で、ファンの間では2世対決の実現に注目が集まっていた。