男子柔道・大野 リオ「最低でも金」
柔道のリオデジャネイロ五輪男子代表が3日、都内で行っている強化合宿を公開した。73キロ級で13、15年世界選手権覇者の大野将平(24)=旭化成=は「圧倒的な強さで、調子が悪くても、最低でも金メダルを取る」と意気込みを語った。
男子代表7階級のうち、国内の最終選考会を制したのはたった2人。国際大会での実績を重視する中で、調整の難しさなどがあったが、男子の井上康生監督は「本調子じゃなくても勝てるように準備しないといけない」と危機感を募らせた。
その中でお手本となったのが、4月の全日本選抜体重別選手権も制して初の五輪を決めた大野。「自分が1で相手が10の調子でも勝てるくらい圧倒的な実力がないと、五輪では金メダルが取れない」と強い覚悟を口にし、「稽古から圧倒的な強さを身につけたい」と宣言。残り3カ月、“圧倒的な準備”で最強王者に登りつめる。