ソチ金、ロ4選手の薬物隠蔽告白 米CBS番組で関係者
【ニューヨーク共同】ロシア陸上界の組織的ドーピングを告発した女子中距離のユーリア・ステパノワ選手の夫で、同国の反ドーピング機関職員だったビタリー氏が8日に放送された米CBSテレビのドキュメンタリー番組で、2014年ソチ冬季五輪の検査所元所長から聞いた話として、少なくとも4人のロシア選手が禁止薬物を使用しながら金メダルを獲得し、同検査所が隠蔽したことを明らかにした。
元所長が「ソチ・リスト」と呼んだ薬物使用選手の実名は挙げなかった。居場所を隠して米国に滞在するビタリー氏は、ロシア連邦保安局が同五輪中に「全ての検査手続きを掌握しようとした」とも述べた。