バド山口茜選手、益城町で抱負 リオ五輪女子代表
今夏のリオデジャネイロ五輪バドミントン女子シングルス代表に決まった山口茜選手(18)が10日、熊本地震で2度の震度7の揺れに襲われた熊本県益城町にある所属先の再春館製薬所本社で記者会見し、初出場の五輪に向け「自分はバドミントンを通してでしか元気を届けられない。責任、覚悟を持って試合に臨みたい」と抱負を語った。
福井県出身の山口選手は勝山高時代に2014年の全日本総合選手権で日本一に輝き、全国高校総体で3連覇。今春に入社し、4月の地震発生時には海外遠征中だった。アジア選手権終了後の2日に熊本県に戻り、避難所で炊き出しなどを手伝っているという。
山口選手は今後、日本代表として15日に中国で開幕する国・地域別対抗戦女子ユーバー杯に臨み、6月29日から故郷福井県で行われる全日本実業団選手権にも同社の一員として出場する予定。