ソチ五輪でも組織的ドーピング ロシア検査所元所長が告白
【ニューヨーク共同】2014年ソチ冬季五輪のドーピング検査所で所長を務めたグリゴリー・ロドチェンコフ氏が同五輪で複数のメダリストを含む多くのロシア選手に禁止薬物を提供し、採取した尿検体を入れ替えるなどの組織的な不正を行っていたと告白した。米紙ニューヨーク・タイムズが12日、報じた。
ロドチェンコフ氏はスポーツ省幹部の指示だったことを明かし、ロシア陸上界ではびこっていた組織的ドーピングは冬季競技でも行われていた可能性が高まった。
ロドチェンコフ氏は3種類の禁止薬物を混合したものを選手に提供していたとし「選手は子どものように与えたものは口に入れた」と語った。