五輪疑惑、契約書開示巡り平行線 民進とJOC

 2020年東京五輪招致の不正疑惑を調べる民進党の調査チームは17日の会合で、13年に当時の招致委員会がシンガポールのコンサルタント会社に約2億2200万円を支払った際の契約書や活動報告書の開示を日本オリンピック委員会(JOC)に改めて求めた。しかし、JOC側は「守秘義務」を理由に難色を示し、議論は平行線に終わった。

 玉木雄一郎国対副委員長は「正しい手続きだと確信が持てない。この状態が疑惑を深めていると思わないのか」と訴えた。JOCの平岡英介専務理事は「賄賂を払うなんて絶対にあり得ない」と強調したが、調査チームの質問を曖昧な答えでかわす場面が目立った。

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