ソチ五輪不正、立証なら厳罰も IOC会長、ロシア問題で
【ロンドン共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は18日、ロシアの組織的なドーピング問題で新たに浮上した2014年ソチ冬季五輪の検査に対する不正疑惑が立証されれば、同国陸連が国際陸連に科されている資格停止処分と同様の厳罰が下される可能性があるとの声明を発表した。
バッハ会長は「これがもし真実なら、ドーピング行為としては衝撃的で、前例のない犯罪性をはらんでいる」と懸念した。この疑惑では、ソチ五輪の検査所で所長だったロトチェンコフ氏が、少なくとも15人のメダリストを含むロシア選手に禁止薬物を投与したなどと米メディアに告白している。