白鵬が全勝守る、稀勢の里1敗に後退
3枚
「大相撲夏場所・13日目」(20日、両国国技館)
全勝同士の対決を横綱白鵬が制した。大関稀勢の里が1敗に後退した。この日、横綱日馬富士は3敗目を喫しており、白鵬が2場所連続37回目の優勝に近づいた。
横綱が右から張って出たが、稀勢の里は動じず。上手を取らせずに出る理想的な展開となったが、白鵬も土俵際で残した。両者土俵中央に戻り、再び稀勢の里が前に出たが、その勢いを利用して白鵬が下手投げ。前のめりになった稀勢の里は土俵に転がされた。
館内は稀勢の里が姿を見せただけで大歓声が起きた。時間制限前から稀勢の里コールが自然と発生する熱気に包まれていた。
14日目に白鵬が日馬富士に勝ち、結びで稀勢の里が横綱鶴竜に敗れると、白鵬の2場所連続37回目の優勝が決まる。