瀬戸、同部屋の萩野に闘志「バチバチ」
「競泳 ジャパン・オープン」(20日、東京辰巳国際水泳場)
リオデジャネイロ五輪代表の瀬戸大也(21)=JSS毛呂山=が、男子200メートルバタフライで1分54秒14をマークして優勝した。大会直前まで続いた代表合宿の疲労も残る中、4月の日本選手権と同じタイムをたたき出し、「非常に収穫のあるレースだった」と胸を張った。
150メートルまでは日本新記録ペースでぶっ飛ばした。ラスト50メートルはスタミナ切れで失速したものの、4月の日本選手権からは着実に復調の気配。「まだ集中力は最高点じゃない。五輪では自然と(スイッチが)入ってくるので、体も心もまだ上げられる」と自信を深めた。
21日に行われる400メートル個人メドレーでは、宿命のライバル・萩野公介(東洋大)との五輪前最後の直接対決になるが、戦いはすでに始まっていた。今大会中の宿舎では、初めて萩野と2人部屋。ともに金メダルが期待される本命種目に向けて、「今夜から駆け引き?バチバチいきます!!」と戦闘モードにギアを入れた。