競泳 瀬戸 平泳ぎでエースに勝利

 「競泳 ジャパン・オープン・最終日」(22日、東京辰巳国際水泳場)

 4月に北島康介氏が引退した男子200メートル平泳ぎで、専門外の瀬戸大也(21)=JSS毛呂山=が2分10秒05をマークし、リオデジャネイロ五輪代表で平泳ぎ現エースの小関也朱篤(24)=ミキハウス=を抑えて2位に入る波乱があった。リオ五輪代表の渡辺一平(早大)が優勝した。

 個人メドレーを本命とする瀬戸が、北島氏がプレゼンターとして見守る前で“ポスト北島”を破った。「自己ベストで泳げた。3位でいいかなと思ってたけどうれしい」。調整の一環として出場した“アウェー”の種目でも持ち前の勝負強さを発揮し、大きくガッツポーズした。

 3位となった小関は「スタミナが切れてしまった」と反省。日本代表の平井伯昌監督は、平泳ぎの現エースに対し、「大也に負けたらへこみますよね。小関の本来の泳ぎが見られなかった。前半の思い切りがなかった」と注文をつけた。

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