クルム伊達、手術後初のプレーは車椅子
女子テニスのクルム伊達公子(45)が、リハビリに取り組む都内のナショナルトレーニングセンターの屋内テニスコートで25日、左膝の手術を受けて以来初めて、車椅子に乗ってテニスをプレーしたことをブログで報告した。
伊達がコートに立ってラケットを握ったのは、2月16日に最初の手術を行って以来のことになる。
車椅子に乗って球出ししてもらってボールを打ったが、「ラケットは重く感じるし、腕はだるくなるし!」とすっかりブランクを感じさせられた。とはいえ「でも楽しかった~」と、伊達にとってテニスはやっぱり格別だ。
「ボールを打つ感覚、気持ちがいいものです。ここ最近は膝の状態も良くなってるだけに ちょっとだけ遊び感覚でボールを打ってみようかなって思ったのですが 意外にも楽しいので日課になりそう!」と、やがては車椅子を降りて松葉杖をつきながらプレーした。
左足を松葉杖で支え、右足に体重を乗せてその場から動かず打ったが、「気がついたら1時間くらい経っちゃいました」と、テニスの楽しさを改めて認識したようだ。
伊達は2月に左膝の内視鏡手術を受けたが、膝内部の状態が想定していた以上に悪く、予定していた半月板の縫合は行わなかった。その後、4月21日に骨軟骨の移植、軟骨再生を促すマイクロフラクチャーという手術、そして半月板の縫合手術を受けた。